The Clash

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パンク〜ニュー・ウエーブでセックス・ピストルズ、PILを取り上げましたが、今回はクラッシュ(1976年 - 1986年)

1975年にクラッシュの前身バンドにあたるロンドンSSが結成されます。このバンドは、ミック・ジョーンズを中心に結成されましたがレコードリリースはおろか、ライブすら行われず1976年に解散します。
しかし、ロンドン・パンクシーンで中心となった人物が関わったバンドとして何気に有名だったりします。
・ポール・シムノン
・トッパー・ヒ―ドン
・トニー・ジェイムス
・ブライアン・ジェイムス
・ラット・スキャビーズ

いわゆるロンドン・パンクシーンの中心メンバーがバンドメンバーであったり、オーディションを受けにきたようです。(しかし・・いったい何をやってたんでしょうね??)

まさに幻のバンド・・ロンドンSS解散後、ミック・ジョーンズとポール・シムノンはヴォーカリストを探します。そんな時にであったのが、パブ・ロックのバンドThe 101ersでした。

7-1976 -Ep- [Analog]



ジョー・ストラマーが雑誌のインタビューで語っていた面白いエピソードがあります。ミック・ジョーンズとポールシムノンとの初めての出会いの場面ですが・・かなり・・笑えました。
(ロッキング・オン ROCK GIANTS 80’より)

「〜確か失業保険金を受け取りに行った時だったかなあ、隣の列に並んでいる人相の悪い男が二人、俺のことをジーッと穴があくほど見つめてるんだよね。俺はてっきり『こいつら俺にケンカを売ろうとしてやがる』と思ったから、なるべく目線があわないようにしてたんだよ。こんなガラの悪いやつらに関わっちゃたまんないと思ってさ」

「(笑)でも後で奴らに聞いてみたら、以前The 101ersで歌っている俺を観たことがあるんで、話しかけたいと思って機会を狙っていただけだって言うんだよね。しかし、それにしちゃ目つきが悪すぎる奴らだと思ったから10ポンド34ペンスを受け取るなり、いつ殴りかかられてもいいように身構えてクルッ!!と振り返ったんだ。で、拳をグッと握りしめて一歩踏み出したら、『おおっ!!』という顔をしてジリジリと後ずさるんだよ。」

一方、ジョー・ストラマーも自分のバンドの前座をやった無名のセックス・ピストルズに衝撃を受けて、自分の道を見つけたものの、ジョー以外の他のメンバーは、興味を持たなかったようです。
そんな時に、ジョーがバーニー・ローズからミックとポールがジョーとバンドを組みたがっているという誘いをうけたという事です。

しばらくして、The 101ersに見切りをつけ、ポール・シムノン(ベース)、テリー・チャイムズ(ドラム)、キース・レヴィン(ギター)を加えた5人で 「ザ・クラッシュ」を結成。

■アルバム
1977年 The Clash
1978年 Give 'Em Enough Rope
1979年 London Calling
1980年 Sandinista!
1982年 Combat Rock
1985年 Cut the Crap

1976年年7月にはセックス・ピストルズとともに初ライブを行い、12月のアナーキーツアーの頃には、ピストルズと共にロンドン・パンクを牽引する存在になります。

1977年1月にCBSレコードと契約。
キース・レヴィンは新しいバンド、フラワーズ・オブ・ロマンスを結成のため脱退。後にPILに参加。

Public Image/2011 Rema



同年3月には、シングル「白い暴動」でデビュー。
シングルB面の曲「1977」では、「1977年にはエルヴィス・プレスリーもビートルズもローリング・ストーンズも要らないんだ!」と歌い、既成のロック・シーンに強烈なインパクトを与えます。

同年4月には、ファースト・アルバム「白い暴動」をリリース。
少々、録音状態が悪いのが気になるところではありますが・・それを上回る、気合いと気迫の籠った攻撃的なシンプルなロックン・ロールでイギリスにおいては高い人気を獲得。

曲は「White Riot」「Career Opportunities」「Police and Thieves」など彼らの代表曲が揃っており、曲の短さもさることながら凄まじいインパクトを持っています。このころテリー・チャイムズも脱退しトッパー・ヒードン(ドラム)が加入。

白い暴動




11月には、セカンド・アルバム「動乱(獣を野に放て)」をリリース。
こちらは、録音状態もよく最も勢いのあった頃のクラッシュを堪能できます。

動乱(獣を野に放て)




この頃のクラッシュの状況がよくわかる映像「ルード・ボーイ」がありますので、
併せて紹介しておきます。

ルード・ボーイ [DVD]




1979年には、編集アルバム「パール・ハーバー’79」を日本とアメリカで発売。

パール・ハーバー’79




同年12月には、プロデューサーにガイ・スティーブンスを起用した名盤「ロンドン・コーリング」をリリースします。ポール・シムノンがベースを叩きつけているアルバムジャケットも非常に魅力的です。
タイトル曲は、凄まじいカッコ良さで・・日本の洋楽番組でもよく紹介されていました。

ロンドン・コーリング




アメリカでも「トレイン・イン・ヴェイン」が大ヒットし、他のロンドン・パンクバンドが成しえなかったアメリカでの成功を掴んでいきます。

また余談ですが、このアルバムは1979年に発売されたにもかかわらず(笑)アメリカの音楽雑誌「ローリング・ストーン」によって1980年代最高のアルバムに選出され、2003年には同誌によってグレイテスト・ロック・アルバムの第8位に選出されています。(アメリカでは発売が遅れたのかも・・)

1980年には、アメリカのみの編集アルバム「ブラック・マーケット・クラッシュ」をリリース。

ブラック・マーケット・クラッシュ




同年12月には、「サンディニスタ!」をリリース。レコード時代は3枚組とボリュームも多く、前作で、ファーストから続いた音楽の方向性の頂点に達した彼らは、また違う方向性を模索していた時期と言えると思いますが、より大胆にレゲエを取り上げていったこのアルバムは賛否両論を生みました。

Sandinista! (Remastered)




1982年、アルバム「コンバット・ロック」をリリース。シングル「ロック・ザ・カスバ」も全米8位を記録し、アルバムもイギリス・アメリカで大ヒットします。

Combat Rock (Remastered)




しかし、トッパー・ヒードンがヘロイン中毒により脱退、1983年にはなんと・・ミック・ジョーンズがクラッシュを解雇され、バンドが
崩壊していきました。

1985年11月、新メンバーを加えて「カット・ザ・クラップ」をリリース。ファンやマスコミの評判も悪く、ラストアルバムとなりました。・・・しかし個人的には・・「This is England」などジョー・ストラマーの魂が入った歌は良いと思っています。


カット・ザ・クラップ(紙ジャケット仕様)




ザ・ストーリー・オブ・ザ・クラッシュ






Singles




Hit Back (2cd)





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【バンドスコア】ザ・クラッシュ





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残念ながら2002年12月にジョー・ストラマーは心臓疾患で亡くなりました(1952年2月―2002年12月)先天性の心臓疾患だったとのことです。

ジョーは、ファンの子達を大切にしたり、声を掛けたり見た目だけではなく面倒見のよい本当に兄貴的な存在であったという話もあります。ヒッチ・ハイクしてついてくる大勢のファンを止めて自分は床で寝たり・・・また彼は実の兄を自殺で亡くしているのでかなり悩み多き人生だったのではと思います。

一方でメンバーをクビにしたり、女性関係も複雑であったり自己中心的で気難しい面もあったようです。

しかし、彼を愛していたファンは数多くいますしクラッシュを見て人生が変わった人もたくさんいると思います。

それ程、彼はパンク革命を牽引する凄まじいエネルギーを発してしましたし、いつも弱者の味方の様な正義感にあふれる熱いハートを持った歌詞と曲、魂の演奏をするジョーやクラッシュの事は本当にカッコよく大好きでしたし尊敬していました。特にクラッシュの初期の頃の客と一体化した爆発的なライブは・・・僕は他に見たことがありません。

しかし、クラッシュの最後の自然消滅的な解散と若すぎる死には正直ショックを受けました。
でも彼の魂の籠った作品は、永遠と語り継がれていくことと思います。
彼の残した音楽だけではなく本も読んで頂ければ、さらに彼に対する理解が深まると思います。


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合掌。
posted by autmaticmode at 11:57 | TrackBack(0) | The Clash | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする